先日ポケモンSVにてマルチバトルの誘いがあり、少しポケモンを考察することになった。
なんか育成のモチベーションが上がる要素無いかなぁと考えたところ、最近よく見ているORASトリプルバトルで流行りのなりきりパーティを作ってみることに。
まあなりきるならSVのトレーナーか。でもボタンはただのブイズパだし、ペパーはマフィティフ絶対選出縛りが発生するし、ネモは御三家解釈違いで叩かれかねない。他のトレーナーは全体的に印象が薄い…
どうしたものか。
…ん?
"ドドゲザンをすぐに出す女?"
"キラフロルを最後に出す女?"
ということで、パルデア中の生徒から散々な扱いを受けているオモダカパーティを作った。
・オモダカとは
パルデア地方のポケモンリーグ委員長であり、トップチャンピオン。恐ろしい毛量をしている。
このオモダカなのだがツッコミどころが多々あり
「特性総大将で後発に出すほど強いドドゲザンがすぐ出てくる」
「特性毒化粧で起点作りに最適なキラフロルが切り札」
「ジムトレーナーからボロックソ言われる」
等の業を背負っている。パルデア地方の忘年会とかでネタにされてそう。「オモダカって毛根強いけどポケモン弱いよねー!」
そんなオモダカを救うために、一人のチャンピオンが立ち上がるのであった。
ちなみに変なポケモンに変な事させる程快楽を得る人間なので、実戦ましてやランクマッチ等で使わないように。あくまでネタパだと思っていただければ。オモダカもネタパのつもりだったのか
・パーティ紹介
特性:かそく
持ち物:きあいのタスキ
わざ:ルミナコリジョン/マジカルシャイン/トリックルーム/とんぼがえり
重火力アタッカーが3匹(ゴーゴートは入れて良いのか?)いたので、トリックルーム要員として育成。
トリル直後おもむろに加速することで対戦相手の脳をバグらせるのが最大の目的。
一応サブの目的として、トリル後の後攻とんぼで後続に余計な負荷を与えないようにしている。元々Sの早い子だが、パルデアではもっと早い奴が沢山いるのでそれらの下からとんぼが出来るのは安心。これでアタッカーを安全に出せるぞ!
感想
トリルは展開出来たし概ね成功。適当に殴る用のマジシャが仕事した。にしてもマルチバトルでトリルをする人が何故か俺しかいない。毎回俺だけ孤独にトリルをしている…みんな部屋に拘りあるタイプなのだろうか。一応トリルした試合は記憶の限りだと勝率100%なので刺さってはいる。
残念ながら相手に追い風をされたのでかそく一回じゃ下を取れず、とんぼはお預け。
満を持して決めたトリル加速が対戦相手に全く気付かれなかったので実質負けである。クエスパトラは加速をするものという固定観念があったのかな。
特性:がんじょう
持ち物:じゃくてんほけん
わざ:つららおとし/いわなだれ/じしん/まもる
重火力アタッカーその1。物理で殴るよ。
ダブルバトルでどうやって使ったものか迷ったが、割と範囲技も揃ってて良い感じ。今回のパーティの数少ないまとも枠。物理受け以外のクレベースがまともと言えるのかはさておき。
感想
なんか普通に強かった。A振りだけじゃ火力不足かなと思って弱保を持たせたが杞憂に終わった。まもるを使う意味が無かったのと、強すぎてトリルターンを一人で食っちまってドドゲザンを気まずくさせてしまったのは反省。
特性:そうだいしょう
持ち物:くろいてっきゅう
わざ:ちょうはつ/アイアンヘッド/なげつける/ふいうち
重火力アタッカーその2。物理で殴るよ。
鉄球でSを下げてトリル下で上を取りつつ、投げつけるにより不意に超火力悪技が飛んでくる。トリル後はふいうちで「いやトリルアタッカーなのに不意打ちあるんかーい!」とおったまげさせる狙い。
感想
流石にランクマで頑張ってるだけあって強かった。不意打ちがとにかく強く、弱点でもないのにゴリゴリ削ってて爽快だった。ドドゲザン=不意打ちのイメージが強すぎて、上記のおったまげ狙いは機能していなかったが(みんな不意打ち持ってる前提で話してた)
ある程度まとめつつ鉄球投げつけるというロマン技を自然に取り入れられたので、なかなかお気に入りのポケモン。読みが苦手なため挑発を撃てなかったのはちょっと勿体なかったかな。
味方ガラルマタドガスのかがくへんかガスで総大将が消え、格闘テラスチリーンへの攻撃がミリ耐えされ返しのテラバで落ちたところがベストハイライト。
特性:かたやぶり
持ち物:こだわりスカーフ
いのちがけ要員。
味方にとってキツいポケモンを無理矢理いのちがけで倒しつつ、総大将の餌にすることを生きがいとしている。
感想
味方にとってキツいポケモンがどいつなのかがまず分からないのでコンセプトが崩壊していた。
あまりシナジーが見つからないままクイックターンといのちがけを見つけたため、雑にスカーフ持たせたのが良くなかったかもしれない。シナジーとか考えず積みアタッカーで使うべきだったかも。でもミガルーサって味方のサポートありきだし、アドリブが醍醐味のマルチじゃ活躍は難しげ。
特性:そうしょく
持ち物:せんせいのツメ
備考:岩テラス
何が出来るのか良く分からなかったので、とりあえず受け要員として育成。起点を見つけたらビルドアップでBを上げつつ、元々高いDとウッドホーンで要塞化を目指した。後は最低限腐りにくい手助けを入れて雑に使ってみることに。
感想
キラフロルを差し置いて支離滅裂な立ち回りを魅せた。
大きく書いたが活躍したと言えるのかは不明。というか何がしたくて何をしていたんだろうこのポケモンは。
ゴーゴート ─激動の生涯─
- 颯爽と登場。色違いだったため、金獅子の如き輝きを見せる。
- 物理アタッカーを前にして悠々とビルドアップ。
- A2段階上げてテラスタルを切り、タイプ一致岩雪崩を打つもあまりの弱さに全員を絶句させる。
- 積みアタッカーが範囲技を撃っているのにガン無視される。
- 鬼火を撃たれる。ただでさえ無い火力が青虫レベルになる。
- 味方がやられ、手助けが腐った。
- 置き土産を食らう。これはゴーゴートが倒したといって良いのだろうか。
- 仕方ないのでビルドアップをしたところ相手にウツボットが登場。あわよくば騙されて草技撃ってくれないかなーと思い誘ってみる。
- ウツボットが誘いに乗る。晴れソラビを草食でいただく。
- 何故か横にいたヒスイジュナイパーがリフブレを撃ってきたためすごい勢いで攻撃が上がる。
- 岩雪崩で奮闘するも火傷ダメージがかさみ殉職。
これは…活躍した……のか?まあこの日使ってて一番楽しいポケモンではあったし、良いか。ゴーゴートとの思い出が増えた。
特性:ふしょく
持ち物:ふうせん
わざ:パワージェム/だいちのちから/マジカルシャイン/ヘドロウェーブ
特殊アタッカー。こちらは高速展開で運用。
オモダカにならって後発で使うポケモン。流石に積み技が無いと火力不足なので、クエスパトラに加速瞑想バトンをしてもらうことに。前述のクエスパトラとは別の型を作って、キラフロルへのサポート体制を整えた。特性はどうせなら毒化粧が良かったが、たまたま色違いが隠れ特性で生まれたのでそちらを使用。本パーティのエースだ!
感想
ちょっと殴ってすぐ死んでった。
範囲技がとにかく相手に刺さっていない。またバトンで繋ぐとどうしてもエースであることがバレて集中砲火を食らう。そしてこの見た目のくせに耐久は大したこと無いので、思ったよりあっさりやられる。ある意味スイッチパのつもりで作ったのに、高速側が脆いのは儚かった。俺はまだまだオモダカになり切れていないというのか…
そんな感じで回したオモダカパーティは終わってみるとゴーゴートしか印象に残らないパーティとなったが、なかなか楽しかったので良しとする。なりきりパーティは割とクセになるかも。
・その他の育成ポケモン
オモダカしかいないのは流石に毛髪が多いので他のポケモンも少し育成した。
特性:おみとおし
持ち物:きあいのタスキ
わざ:おかたづけ/はたきおとす/まもる/とっておき
ヨガパワーオオタチを作りたい!というコンセプトで育成したどうながポケモン。
味方のチャーレムにスキスワをしてもらい、ヨガパワーになったオオタチがお片付けを始める。(ついでにチャーレムの目が良くなる)ヨガったオオタチのはたきおとすやとっておきで相手をバンバン倒す、まさかのアタッカーオオタチだ!これはエース化間違いなし!お前の活躍の場はここだったんだ!
感想
オオタチはいかなる状況においてもエースになることは無い。
まず横にいたチャーレムが相手のキュウコンにワンパンされたためオオタチはヨガ教室に通えなくなる。
そして横から突然メガネをかけたふんえんイーユイが出てくる。
必死のまもるも空しく味方のふんえんで焼き尽くされる。何故か晴れているのでよりこんがりと焼ける。
美味しそうなオオタチが出来ただけだった。というかなんでオオタチが4ターン生き残ること前提の技構成なんだ?これ…
特性:おみとおし
持ち物:こだわりスカーフ
気を取り直してサポート系オオタチことNNレックウザを投入。オオタチは基本的にお見通しとこの指でサポートするポケモンなので、基本に沿った使い方をする。ちなみにレックウザはこの指とまれを覚えない。
感想
ヨガオオタチへの当てつけかのようにそれなりの仕事をした。スカーフを味方に渡したり、この指で相手のかげうちを吸い取る等のニヒルな働きを見せてくれた。働いていただけで役に立っていたのかは分からない。
余談だけどオオタチの戦闘モーションで前足スリスリしてんのめっちゃ可愛いよね。手の間に鰹節とか入れたくなる。
特性:はりこみ
持ち物:レッドカード
わざ:ほえる/かみくだく/ちょうはつ/じゃれつく
レッドカードを使いたい!というポケモン。
剣盾でイカサマはりこみフォクスライを使っていたことがあり、ロマンもありつつ超火力を発揮していたことを思い出して似たようなポケモンを育成。フォクスライの特性なんて誰も知らないのか、みんなに驚かれた記憶がある。なんなら種明かししたのに後日全員忘れててまた驚かれた。
残念ながらフォクスライはパルデアの食が合わず入国していないため、イカサマは使えないがマフィティフで代用。他のはりこみ候補はワナイダーとデカグースだが、ワナイダーとデカグースであるという理由でマフィティフにした。
Sを下げて耐久に回し、レッドカード発動からのかみくだくで大ダメージを与えるという想定。ダイマックスが無くなったので、以前よりも扱いやすいのではないだろうか。後は補助技主体のポケモンを縛って交代させる用の挑発や、起点化を避ける用のほえるを組み込んで完成。今作でも獅子奮迅の活躍を見せてくれるはず!!
感想
オーガポンのツタこんぼうでワンパンされた。
特性:しんがん
持ち物:こだわりメガネ
わざ:ブラッドムーン
今回の大ネタ枠。
普通の特殊アタッカーとして使うとあまりにも強すぎるため、2ターンに1回わるあがきをする一発芸をお見舞いする。逃げの選択肢を取らないようにブラッドムーン以外の技を忘れさせた。
これはマルチならではの育成というのもある。楽しく対戦をするのが主目的なので、対策必須級の強ポケを使ってしまうと一方的な展開になり楽しくないという問題が生まれる。そこである程度弁えたポケモンを使うのだが、そうなると今度は「使いたいけどスペックが高いポケモン」の扱いに困ってしまう。ガチグマはその最たるもので、普通のガチグマはやはり強すぎてバランスブレイカーになってしまうのだ。
ということで普通のガチグマにならないよう考えたのがこのガチグマである。1ターン目に全てを破壊して普通のガチグマかと思いきや、2ターン目でいきなり足掻き出しめんこいガチグマであることをアピールする。
普通のガチグマには出来ない、強さと楽しさを両立出来たはずだ!
感想
普通のガチグマに普通のブラッドムーンを撃たれて負ける。
・総評
対人戦が苦手ではあるものの、ポケモンはやっぱり型を考えてる時が楽しい。加速クエスパトラに意味を見出した時なんかはウキウキだった。まあ想定通りの活躍が出来ることなんてほんの一握りなんだけど、それがポケモンだしそれを楽しむのもまたポケモンだよね。
しかし育成が本当に面倒なんだよなーSV。ニンフィアを鳴かせて薬を買ってる時間は流石に楽しめないし、育成コストが高いからモチベーションが上がらない。
アルセウスみたいに努力値が無かったり、アルセウスのようにタマゴとかの概念が無くなったり、アルセウスのように孤独でも通信交換による進化が出来る、そんなポケモンって無いもんだろうか…
レジェンドアルセウスの素晴らしさに改めて気づいたところで今日はお終い。(オモダカを救うチャレンジの締めがそれで良いのか)